直球の恋愛ドラマは、確かに「月9」らしい。主演もノリにのっている嵐の「松本潤」と話題性も十分だ。
しかし、なぜ2世俳優なのだろうか。そして、なぜ子持ちの年上女性に恋をするのだろうか。意外性を求めての設定なのだろうが、やはりちょっと狙い過ぎの感がある。
もう少し現実的に、そしてもう少しロマンチックに。月9にはそんなドラマを望みたい。
星:★
直球の恋愛ドラマは、確かに「月9」らしい。主演もノリにのっている嵐の「松本潤」と話題性も十分だ。
しかし、なぜ2世俳優なのだろうか。そして、なぜ子持ちの年上女性に恋をするのだろうか。意外性を求めての設定なのだろうが、やはりちょっと狙い過ぎの感がある。
もう少し現実的に、そしてもう少しロマンチックに。月9にはそんなドラマを望みたい。
星:★
ある程度の視聴率が取れる医療ドラマに、いかに新鮮味を加えるか。
その答えが、「踊る医者」という設定だ。
確かに医療シーンは緊張感がある。けど、徐々に本当の病名にたどり着くパターンはアメリカのドラマ「Dr.HOUSE」と同じだ。
さらにダンスのシーンを含めたコミカルなシーンが、作品全体のテイストをぼやけたものにしている。
「グレイズ・アナトミー」のようにコメディと医療ドラマがバランスよく融合した物語は、なかなか難しいようだ。
星:★
マンガが原作ならここまではじけていて、遊んでくれると、『あっぱれ』と言いたくなる。
しかし、主人公がごく普通のアラサーな男性で、等身大な描写がベースになっているため、妙な現実感もある。自宅を含めロケの場所も、身近な東京の雰囲気をよく表している。
そのあたりのバランスが実に優れている。笑いのセンスもなかなかよい。
最近重たいテーマのドラマが多かった森山未來も、久しぶりにはじけていて良い。
このペースで最後まで突っ走ってほしい。
星:★★★
刑事ものと医療もの。最近視聴率が取れるのはこの2つだ。
この作品の主人公も刑事。しかし、ちょっと違うのは、法で裁くことができない悪人に、自ら鉄槌を下すという点。
確かに意外性のある設定で、作品全体に緊張感もある。俳優たちの演技もしっかりとしている。
ただ、キャラクターの魅力が今ひとつ乏しい。また、物語に深みというか、グっと引きつける強さを第1回では感じることができなかった。その2つを今後注目していきたい。
星:★★
ここ数年の映画では多いが、ここまで真っ向勝負な青春ドラマは最近のテレビでは珍しい。
難病もののと聞くと見る気がなくなるが、この作品は主人公を愛する青年やその友人たちがきちんと描かれていて、青春期ならではの恋模様がまっすぐに綴られている。
主演の吉高由里子は、ちょっとエキセントリックさが強いのが気になるが、複雑な心境を見事に表現している。
しかし、それ以上にいいのが林遣都。演技がすごいという訳ではないが、そのたたずまいが魅力的だ。等身大の若者といえばそれで済まされるかもしれないが、それ以上の爽やかな雰囲気を醸し出している。この重い物語にあって、彼の存在はそよ風のようだ。ナレーションもなかなか味わい深い。
しかし、こんな切ない思い、今の若者にはきちんと届いているのだろうか。
星:★★★
天才詐欺師が高校の教師になる。マンガが原作のドラマだけあって、物語はかなり唐突だ。
それだけに、このドラマの見どころは、各エピソードの面白さと、高校生役に扮する新人俳優の発掘だ。
最初のエピソードは、学校裏ネットなどを使って他人を襲撃する映像を撮影している愉快犯の事件。その高校生に対する「ハンマーセッション」なる"おしおき?"が見どころになる。
ところが、肝心のハンマーセッションに迫力はなく、エピソードもやや平凡だ。
しかし、速水もこみちは意外と役にハマっているし、高校生役のい俳優にも期待できそうな人がいそうな予感がする。
意外と拾いモノのドラマかも。
星:★★
長瀬智也と宮藤官九郎のコンビといえば「池袋ウエストゲートパーク」「タイガー&ドラゴン」が思い浮かぶ。両作品ともかなり面白いドラマだ。
「流星の絆」とは違い、この作品は宮藤官九郎の完全オリジナル。物語はもちろん、台詞1つ1つにクドカンワールドが満ちあふれている。ちょっとしたシーンにも、思わずクスっと笑ってしまう。
ただ、犯罪者に逮捕状と婚姻届を差し出すという、毎回同じのパターンは少々疑問だ。もっと物語に広がりがほしいし、長瀬智也の役どころにもシズル感が足りない。
ちょっと先が不安に思える第1回だった。
星:★★
脚本・野島伸司、主演・天海祐希、演出・河毛俊作とくれば、期待しない訳にはいかないだろう。
ただ、題材が金メダル選手を育てる母親とその家族の物語というのは、ちょっと気になる。新しいタイプのホームドラマを作ろうというのだろうか。
確かに天海祐希演じる女性社長は、子育てに確固として信念を持っている女性だが、それが魅力的かといえば、母親としてみた場合はかなり疑問だ。
物語もどのように展開していくのか、最初の回である程度分かってしまった。作品に意外性と深みを、今後野島伸司がどのように作っていくのか、楽しみであると同時に不安でもある。
長澤まさみとのコミカルなやり取りも作品のテイストを壊している。
星:★
前作が好評だったのかは分からないが、このような作品でも続編ができるとは意外だ。
ただ、脱力した綾瀬はるかは魅力的だ。彼女は最近数多くのドラマに出演し、さまざまな役を演じているが、これはまさにハマリ役。ちょっととぼけた感じと、ひさむきさ。そして時々みせるキリっとしたところが実にいい。
しかし、ストーリーはかなり荒唐無稽。笑いのテイストも万人向けとは言い難い。
好きなひとにはたまらないだろうが、私にはちょっと合わないようだ。
星:★★
作品全体を包む温かさが何よりいい。
セレブの人妻、工事現場の労働者、田舎の祖父。すべて人間くさいが、どこにでもいそうな感じの人物。
婚約者に逃げられるというストーリーだけが、日常とちょっとかけ離れているが、描かれるのはごく平凡な日々とその暮らし、そして人間模様。
そして彼らをつなぐのが家庭な料理。シンプルだが、実においしそうだ。その料理こそがこの作品の主人公である。
久しぶりに心が癒された。
観月ありさも、力が抜けていていい味を出している。料理の作り方も堂々としていている。
婚約者の息子役の野村周平も、実にいい。強さともろさ、そして悲しみを見事に表現している。
先がとても楽しみな作品だ。
星:★★★
もちろん、アメリカのテレビドラマ「逃亡者」からヒントを得た作品だ。
昔、アメリカ版のドラマを見ていたときは、なかなか進まない展開にこども心にイライラとしたものだが、そこがこのドラマの真髄でもあった。
日本版は、無実の罪を着せられ、真犯人を捜す弁護士が主人公。
それを演じるのは上地雄輔。最近はコミカルや役どころが多かったが、今回はかなりシリアスな役だ。
けど、バラエティに数多く出演しているためか、シリアスな役がまったく似合わない。ましてや弁護士の役。画面の彼からは知性がまったく感じられない。
ストーリーは今後どうなっていくか分からないが、大きなミスキャストであることは確かだ。
星:★
何ともズッシリと重たいドラマだ。
小池徹平が主演ということで、もう少し軽妙なものを想像していたが、180度違っていた。「空飛ぶタイヤ」の池井戸潤が原作だと知って、納得。
小池徹平を除くすべての男優が重厚で緊張感のある演技を見せているので、作品全体としてもまさに骨のあるもの仕上がっている。
しかし、談合という少し古めかしい題材が今後どのようになっていくのだろうか。
ただ、ミスキャストとも感じた小池徹平が、後半は大人の男に成長しているように見え、作品に妙にハマっているように思えてきた。
星:★★