2009年10~12月連ドラの最近の記事

最終回は生放送という異色の終わり方のドラマだ。

確かに舞台風というか、最近には珍しいシチュエーションドラマなので、生放送には向いているのかもしれない。

しかし、最近はほとんど目にすることがなくなった生放送ドラマ。見るほうにも、慣れがないとなかなか楽しめない。この放送もHDDに録画したのではなく、オンタイムで見たのだが、「セリフを間違えないかな」とか「時間通りの終わるのかな」といった心配が先に立ってしまい、純粋にドラマを楽しめなかった。

確かに舞台になれた俳優もいるだろうが、舞台中継とは違って生放送でもテレビドラマのように作らなくていけない。そう、大変なのはカメラや照明、音声などスタッフのほうなのだ。

当日は大きな失敗もなく終わったが、このドラマを生放送でやる意義は感じられなかったアドリブを効かせて、役者の実力をもっと引き出していれば違った楽しみ方ができたかもしれないが、今回はそれができなかった。というか、やろうとしたとは思えなかった。

これがNHKがやる生放送ドラマの限界なのだろう。


星:★

隠蔽指令 <WOWOW> 全5話

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日曜日で時間があったので、HDDに録画していたものをまとめて見た。

銀行の不祥事を隠蔽するように指示された銀行マンと、新党結成のために画策する代議士の秘書。このふたりを中心に物語はサスペンスタッチで進んでいく。

女性スキャンダル、隠蔽体質、金と政治......。現在が抱える社会の恥部が、これでもかという風に詰め込まれているが、それらの描写が平易で驚きや新鮮味がない。

また友情や家族の絆もテーマとして盛り込まれているが、緊張感ある物語のテイストがそこなわれた感じがする。

とはいっても、展開のスピーディーさには引き込まれる。CMがないぶん、物語に浸れるうれしさもある。

最近のWOWOWのドラマは優秀なものが多いが、その中では平凡か。


星:★★


 「ハゲタカ」のプロデューサーとディレクターが、今度は公安警察をモチーフにした挑戦したドラマだとか。HDDでためておいたものを、一気に3話分見た。

 確かに「ハゲタカ」同様に、重厚な作品だ。緊張感ある演出と暗く粗い映像。昔のフィルムノワールの雰囲気がある。これは嫌いではない。

 しかし、問題はその設定とストーリーにある。国際テロに立ち向かう秘密警察を描いているが、どうも現実味がない。この手の作品は、フィクションに徹するか、リアルに描くかのどっちかに絞り込まないと陳腐になってしまう。

 「ハゲタカ」の場合は、かなり現実味があり、新鮮味もあった。しかし、今回はウソ臭い感じが目立ってしまい、物語に集中できない。また、主人公のトラウマの描写もしつこすぎる。

 ウソ臭いといえば、余貴美子演じる官房長官の役柄もステレオタイプだし、新人女性警官に扮した尾野真千子も作風に合っていない。

 残り3回、ストーリーがスリリングに展開していくことを期待したい。


星:★★

小公女セイラ <TBS> 11/14・第5回

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 時間が空いたので、久しぶりに見た。

 しかし、相変わらずトーンは同じ。セイラへ厳しくあたるシーンは、見るに耐えない。

 ただ、今回は同じ使用人であるカイトの実家へ行くシーンがメイン。田舎の風景とカイトの人柄が、しばしの安堵感を与えてくれる。とはいっても、田舎ではカイトの幼なじみが登場し、セイラへ嫉妬心を持つあたりは「またか」という感じ。

 先日、HDDに撮っておいた「ダイブ」という映画を見たのだが、その主演が林遣都。映画から少ししか経っていないが、大人っぽくというか、男っぽいくなったという印象。演技もかなりうまくなっている。ぜひ別の役を見たいものだ。


星:★


 やはり深夜にはこんな軽い番組がいい。

 今回の裁判は、ロックバンドのボーカルが覚せい剤所持で捕まった事件。派手なパフォーマンスが売りのミュージシャンとはまったく別人の被告人。そのギャップを巧みに描きつつ、傍聴する3人が絡んでくる。

 軽いノリの娯楽に徹した作りだが、事件や被告人のエピソードはなかなかうまくできている。まあ、エピソードの質が、このドラマの面白いを決める大きな要因となっているのだが。

 ただ、グッと引きつけるような面白いさがあるかというと、それはあまり感じられない。主要人物のキャラクターに、もう少しクセや謎があったほうがいい。


星:★★


 このクールでは楽しみにしているドラマの1つ。

 最近は凝った設定のドラマが増えてきて、恋愛ものなど単純なものが少なくなってきたが、このドラマはそういう意味ではとても分かりやすい。

 ファッションが背景にあるものの、このドラマで描かれているのは仕事の悩み、人間関係、そして仕事と結婚など、ベタなものばかり。それを直球で描いているのが、むしろ好ましい。「ブザー・ビート」もそうだったが、このような身近なことをストレートに描くドラマがもっとあっていいと思う。

 それにしても、高岡蒼甫っていい俳優になった。演技力があるほうではないと思うが、今回のような役柄はまさにハマリ役だ。長澤まさみ主演の「親父の一番長い日」もそうだったが、身近にいそうな20代後半のイケメンを嫌味なく演じるようになった。もっと注目されてもいい役者だ。


星:★★★

探偵M <日本テレビ> 10/28

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 深夜2時前からの1時間の特別ドラマ。コーセー化粧品のCMに出演しているEXILEの眞木大輔を主演に起用した、いわゆるタイアップドラマである。

 まあ、この手のスポンサー絡みの作品だし、深夜にポソっと放送する訳だから、まったく期待していなかった。

 けど、キャストは意外にきっちりとしており、松田美由紀や、山崎静代(しずちゃん)、神田うのといった面々がいい味を出している。

 また、内容も女にだらしない探偵をコミカルに描いたもので、ミステリー仕立ての物語になっている。映像も24Pカメラで撮影したようで、映画風の仕上がり。

 しかし、残念なのは眞木の演技。まあ、ほとんど素人だからしょうがないが、もう少しまともな芝居をしてほしかった。主人公の軽妙な魅力こそがこの作品の見どころなのだが、それはまったく感じられなかった。

 また、深夜に放送するのだから、もっと遊びや実験をしてもいい。いずれにしても中途半端なドラマだった。


星:★


 連続ドラマの多くは、第1回を見ればそれが面白いかどうかが分かる。

 しかし、中には回を重ねるごとに良くなってきたり、またその逆になるものもある。

 初回だけでそのドラマの全体を判断したくないので、低く評価した作品もその後何度か見るようにしている。特に星を1つしか付けなかった作品は、慎重にその後の展開を追うようにしている。

 この「ギネ」も、初回は藤原紀香の演技が大きくマイナスに働き低い評価になってしまった。しかし、第3回は少し趣きが異なってきた。

 1つは藤原紀香演じる女医が、少し人間味を持ってきたこと。というよりは、この回は彼女の女医として姿に焦点が当てられず、子どもと過ごす一人の母親の顔が描かれていたのだ。

 さらに、この回の見どころは、患者の治療に追われる産婦人科のスタッフの奮闘ぶりが、緊張感豊かに描かれていた点。しかも、カメラも大きく動きスピード感もあった。

 医療ドラマで、こんなに役者が走り回るものはあまり見たことがない。たぶん、本当の現場でもこのように緊迫した場面の連続なのだろう。

 という訳で、今回は星1つプラス。


星:★★


 向井理の初主演ドラマとのこと。確かに「メイちゃんの執事」「アタシんちの男子」「ママさんバレーでつかまえて」と、最近ドラマに出まくっている。深夜のドラマだが、まずは初主演に拍手!

 この時間帯のドラマには完成度は期待していない。むしろ、実験的な試みや、新しい視点を期待してしまう。

 確かにこのドラマは裁判の傍聴という、これまでになかった設定。そして、これがなかなか面白い。初回なので傍聴のイロハが紹介されるが、初めて知るものばかりで興味をそそる。

 今後は、裁判のシーンがどう膨らんでいくのか、そして主人公がどのように変化しているかがポイントだろう。少し楽しみなドラマだ。


星:★★


 まずビックリしたのが、これがPart2だとは分からないタイトル。まるでこれが初めて放送されるドラマのような作りだ。「相棒」でもシーズン○としっかりとうたっているのに。

 ただし、中身は前シーズンの続編の趣き。ただ、米倉涼子演じる女性交渉人が、いきなりチームの中で中心的な存在になっており、以前は叱咤していた陣内孝則演じるチームリーダーからも信頼を得ている点が大きく違っている。

 このように今シーズンは、女性交渉人の人間性を描くよりも、事件の描写に力を入れていくようなスタートだ。その分、初回はかなり大味な感じがした。

 映画版も制作されるという。「相棒」の映画版が大ヒットしたので、こちらもドラマに続いて映画でも、という狙いは分かるが、この内容だと柳の下のどじょうのような気がする。


星:★

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