エピソードも平凡で主演の少女の演技もたどたどしい。
けど、結局最終回まで毎回見てしまった。
その魅力の1つが、主人公の祖母に扮した富司純子の演技。気丈な浪速女でありながら、孫や下宿人を思いやる人情味がある女性。気品もある。経験を積んだ女優にしか出せない味だ。
もう1つは、主人公を取り巻く人物がなかなか人間的でいいことだ。尾道の家族や下宿人など、みんないい人ばかりだ。実際にはあり得ないと思うが、彼らの姿やその人間関係を見ていると、何かホッとする。
最終回は予想された展開。きれいに収めたあたりはNHKらしい。福岡に旅立つほうが、ずっとリアリティがある気がするが。
「ゲゲゲの女房」も良かったが、爽やかな気分にさせてくれ、ささやかな感動を呼んだこちらのドラマのほうが私は好きだ。
星:★★★