2011年単発ドラマの最近の記事


金八先生シリーズは、多くは見ていなかったが、「腐ったミカン」のころの作品はかなりの衝撃を受けて見ていたような気がする。

初めてのシーズンからもう30年以上が経ち、そろそろけじめの時期かもしれない。ちょうど定年という歳を迎えるという頃だし。

このスペシャルにも、やはり問題児が登場する。彼を見守る続ける中で、過去に登場して生徒たちが登場し、いかにもファイナルという作りになっていく。中でも「腐ったミカン」の生徒が、すっかりハゲてしまった中年の社長役で登場するあたりは、長い年月を感じる。

ラストは「卒業生」が一堂に集い、まさに番組の創業式のような雰囲気に。その一人一人の紹介が懐かしいさもあるが、かなり長いシーンなのでダレた感じになってしまった。最後だからしょうがない気もするが...。

この手の学園ドラマ、教師ドラマは、金八のような強い個性の教師がいるから成り立つ。次の金八の登場が待たれる。


星:★★


死してなお、絶大な人気を誇る尾崎豊の生涯をドラマ化した作品。

92年に亡くなったので、もう20年近くになるのかという感慨がまずあった。そして、そろそろドラマになってもおかしくない時期だと思った。

原作者は、担当ディレクターだった須藤晃。ドラマでも語り部を兼ねながら重要な役で登場する。

尾崎豊役は成宮寛貴。確かに雰囲気は少し似ているかもしれない。また、すさんだ表情も尾崎を連想させるものがある。

だが、彼の音楽への情熱がどこからどのように出てきたのか、そしてなぜ覚醒剤に手を出したのかなど、その生きざまの中での重要な点がうまく表現されていない。また恋愛観や女性との関係もまったく触れられていない。おそらく、原作にそのあたりの記述がなかったのだろ。

それゆえ、その歌のような迫力はまったく感じされなかった。映像に凝るなど、演出面でそれを出すのも1つの方法だったと思うが。

また、成宮が歌唱も下手とはいわないが、本物に遠く及ばない。ドラマでは楽曲とその歌唱が見どころにになっているだけに、吹き替えでもいいからもっと感動的なものにしてほしかった。


星:★★


昨年の「蛇のひと」と同じくWOWOWシナリオ大賞受賞作をドラマ化した作品だ。

心に痛みを持つ青年が、死者が残した日記をたどっていくうちに生きる希望を見出していく...。

死者などが住んだ部屋を後始末をする仕事というのは、確かにユニークで興味を引く。そして、主人公の心境が謎解き風のストーリーの中でうまく表現されている。

死者の娘のエピソードなど、いろいろな要素を盛りすぎ、焦点がぼけたところもあるが、全体的にはなかなか良くできた脚本といえる。


星:★★★

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