2011年04~06月連ドラの最近の記事

人気急上昇中の武井咲を主演のドラマ。

工業高校というあたりは少し工夫があるが、男性ばかりの中に放り込まれた女子高校生の戸惑いぶりという描写は、ちょっと古い。

しかも、学園ドラマの楽しみである生徒役に、新鮮味はまったくない。しかも、高校生に見えない連中ばかり。まるで「ROOKIES」だ。

武井咲もコミカルな演技を無難にこなしているが、彼女本来の良さは出ていない。

しかし、全体を包む"真面目さ"が心地よい。こんな古典的な学園ドラマは、最近なかなかない。教師が表に出てこないのもいい。

星:★★

徐々に人気が出たドラマだ。特に芦田愛菜の人気は、このドラマで頂点に達した感じがある。また彼女が歌っている主題歌も大ヒットした。

確かに、阿部サダヲ演じる男性と、ふたりの子どもの心の交流には胸を打つものがある。その関係性の描き方も実に丁寧だ。

しかし、設定としてはなかなか現実味がないものであり、また子どもを使って感動させようとする部分も抵抗がある。

好き嫌いの問題は別にして、ドラマの完成度は高くない。


星:★★

脚本家の遊川和彦は多才だ。「女王の教室」のような硬派もあれば、今回のようなコメディも得意だ。

ストーリーは実に他愛ない。ひと言でいえば、ダイエットしようと懸命になっている女性の恋物語。そして、その彼女にパテシエのイケメンが絡んでくる。

この平凡な物語が、遊川にかかると上質なラブコメディへと生まれ変わる。まず、主人公の女性の単純さが実に楽しい。ケーキが好きでたまらないが、体重も常に気にしている。そのジレンマは面白おかしく描かれていく。相武の特殊メイクのなかなかいい。

そして、ただのコメディに終わらせないのが遊川のすごさ。恋愛や家族愛の真理(っぽいもの)を、さり気なく織り込んでいく。この緩急がなんとも心地良い。

今クールの娯楽ドラマとしてはピカイチだ。ただし、ラストのトンカツとケーキのコラボはいただけないが。


星:★★★

韓国のベストセラー小説をドラマ化した作品。サブタイトルに「~ありがとう、パパ。さよなら~」とあるように、父と子どもの絆を描いたドラマだ。

難病の子どもに末期ガンの父。この設定だけでも感動の押し売りという感じがするが、仕事一筋に生きてきた父親役が反町隆史。無骨な父親が子どもへの愛情に目覚めているという筋書きだ。もうお腹いっぱいだ。

しかし、意外とこの反町の演技が"くさく"ないのだ。繊細な演技を望むことができないが、不器用な父親役はどこか現実味がある。

とはいっても物語は予想通りの結末で、エピソードにも新鮮味はない。このような感動ものでは、いかにうまく感動させるかが重要だが、演出の冴えも見られない。

途中、何話かに出演したチョン・ウソンの存在感はさすが。この回だけは見応えはあった。

星:★

教師名がタイトルになっているが、「ごくせん」のような熱血教師ドラマではない。

生徒を細かく分析し、独自の教育論を実践しようとしている反面、女子生徒への妄想に悩む教師。まずはその人間くささが魅力的だ。

この教師を演じる長谷川博己もハマっている。「セカンド・バージン」で見せた色気ことないものの、メガネをかけた知的な表情は教師役にぴったりだ。

マナーや性など身近な問題を、大胆に扱った物語もいい。それらがエンタテイメントになっている点が何よりもいい。特に、性の問題をこれほどあっけらかんと描いたのは特筆すべき。これが現代的だとは思わないが、正面を向いている姿勢に共感できる。

個人的には食事のマナーを扱った回が印象深い。この時期にしっかりと指導されていたらと思っている大人は多いはずだ。


星:★★★


井上由美子の脚本だ。

確かに、セリフには彼女らしい巧みな言い交わしがあり、それだけを聞いていると上質なドラマのような気がしてくる。

しかし、設定といい、男女ふたりの関係といい、古いトレンディドラマのような作りで恋愛のリアリティが感じられない。頭で作られた世界という感じがする。

「同窓会」のように、中高年の恋愛ドラマには同年代らしく共感できる部分はあるが、若者の恋愛は井上は向いていないかもしれない。


星:★

JIN -仁- <TBS> 6/26・最終回

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相変わらず質の高さを保っているが、あえて苦言を。

前作は現代と江戸時代の医療のギャップとそれをどう克服していくかが興味深かったが、今回はそれが弱まり歴史のうねりやタイムスリップの謎に焦点が当てられ、まるで大河ドマラのようなつくりになってしまった。

特に坂本龍馬とのエピソードはこのドラマには必要ない。また、タイムスリップの謎解きの部分も、すっきりと終わっていない。

いずれにしても今回は大味な印象は否めない。


星:★★★


今期はホームドラマばかりだ。これも「ママ友」が主人公だが、子どもや夫との関係も緊密に描かれており、基本はホームドラマといえる。

この枠は「泣かないと決めた日」といういじめをテーマにしたドラマがあったが、今回も同じようなテイストで脚本も同じ渡辺千穂だ。

今回もママ友の描き方はかなり極端。またエピソードも、えげつないと思えるほど衝撃的なものばかり。「こんなの現実にはあり得ない」と思ってしまう。

しかしながら、「泣かないと決めた日」よりは、キャラクター的には"どこかに居そうな感じ"で、そのデフォルメぶりは、今回はやや現実に近くなっていると言える。

しかし、最後まで杏の母親役には現実味がなかった。これが最大の失敗だ。


星:★

生まれる。 <TBS> 4/22

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このドラマに共感するのは、どのような視聴者だろうか。

もちろんテーマは家族愛なので、幅広い層の支持を得られるはずの作品だ。しかも、高年齢妊娠という現代的な興味深い題材ではあるが、登場人物の性格や言動がよくあるパターンで、セリフにも鋭さがない。

そう、このようなヒューマンドラマでは、物語の設定よりもひと言のセリフが大きな感動を呼ぶものだ。

脚本はバラエティ番組の構成作家として大活躍している鈴木おさむ。ドラマは初めてではないが、このようなシリアスなものは畑が違うのだろう。平凡な内容のドラマになっている。

この先は見ないだろう。


星:★

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