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いわゆる流行歌が好きな私にとって、一年の最大の歌のイベントといえばこの紅白歌合戦。小学生のころからから見ているので、かれこれ40回近くは見ていることになる。

紅白の見どころは、なんといっても歌手が最高のパフォーマンスを披露すること。ほかの歌番組では見ることができない、まさに紅白ならではの歌唱を見られるのだ。特に演歌系の歌手は、鬼気迫るような舞台を見せてくれる。

ただ、今回は何かもの足りない。ポップス系では、EXILE、レミオロメン、嵐は平凡なパフォーマンスだし、もっとも楽しみしていた徳永英明は前々回に比べて凄みがなく、またトリのドリカムの吉田美和の歌唱も迫力に欠けていた。

特別ゲストのスーザン・ボイルも、オーディションのステージとは違い、驚きはまったくない。矢沢永吉にいたっては、なぜ彼がこの場面に出演するの?っという疑問が頭から離れない。彼の一番好きな楽曲である「時間よ止まれ」は、冒頭から歌詞を間違えるし...。

その中でも、石川さゆり、ゆず、布施明の歌唱には感動した。石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」はもう何度も歌われているが、作曲の三木たかしの代表曲のひとつであり、彼が亡くなったことへの深い悲しみもあり、感慨深く聴いた。ゆずの「逢いたい」も好きな曲の1つで、これまでの中で一番のパフォーマンスだった。布施明は、これで紅白卒業とは本当に残念だ。彼ほど歌がうまい男性歌手はほかにいない。最後は、これまで一度も紅白で歌ったことがなかった「霧の摩周湖」をぜひ聴きたかった。

番組全体の構成としては、歌を聴かせるという基本方針があり、それには好感が持てた。しかし、選曲や特別ゲストの位置づけにはさらなる工夫が必要だ。とにかく、出演する歌手がすべてが、自分の最高のパフォーマンスを披露できるような舞台にしてほしい。


星:★★★

輝く!日本レコード大賞 <TBS> 12/30

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放送日が12/30になって4年目。レコ大は30日というイメージも徐々に定着している感はあるが、以前よりも放送時間が長くなったぶん、今回も回顧映像のオンパレード。その映像を見ると、昔は良かったと改めて気付かされる。幼心に、誰が大賞を取るのかハラハラドキドキして見ていたのを思い出した。

賞の方はすっかりと出来レースになってしまい、緊張感もほとんどないが、演歌系の歌手や紅白に出場できないアーティストのパフォーマンスはかなり気合いが入っていて結構見応えはある。今回もJUJU with JAY'EDや樋口了一、SPEEDは、ふだんとは違う素晴らしいステージを見せてくれた。これも伝統ある番組がなせる技か。

しかしながら、賞そのものの方向性を見直さなければ、今後の見通しは暗いことも確かだ。

 

星:★★

この前の週も「秋葉原」を扱った「街伝説」のオンエアがあったが、はるかにこちらのほうが面白い。

なによりも、カルチャーの匂いが強烈だ。ファッションだけでなく、写真や音楽、雑誌などの文化が、なぜ原宿で育ったのかを数々の証言をもとに紹介していく。その話が興味深いだけでなく、なぜそれが原宿なのか、という点がしっかりと語られていく。

確かに個々の描き方に深さはないが、短い時間の中で的確にこの街を紹介した手法は見事だ。いわゆるドキュメンタリー番組だが、NHKや地上波の作品とは違い、簡潔にわかりやすく、そして楽しく構成されているのがこの「ノンフィクションW」の特徴といえる。

WOWOWなので加入者しか見ることができないが、もっと多くの人に見てもらいたい番組のひとつだ。


星:★★★

クリスマスの約束 <TBS> 12/25

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ここ数年、著名なアーティストも参加するようになったこの企画。ゲストが一人もいなかった初回に比べれば、「よくぞここまで育った」という感じだ。

特に今圧巻だったのは、清水翔太やJUJUといった旬のアーティストや、財津和夫、山本潤子などのベテラン、計21組が、それぞれの持ち歌をノンストップのメドレーで披露するシーン。豪華なアーティストをバックにしたパフォーマンスは、他では決して実現できない、とても感動的なシーンだった。

このライブは番組が企画したものだ。単なるライブ中継とは違う。その志の高さと、実行力には敬意を払いたい。ただ、うまくおさまり過ぎて少し優等生的な匂いもするが。


星:★★★

その年のヒット曲のライブが見られるので、いつも楽しみにしている番組だ。ポップ、ロック系の出演アーティストは、紅白歌合戦以上に豪華だ。

もともとジャニーズ色が強い番組だけに、今回もほぼすべてのジャニーズアーティストが出演。関ジャニ∞やNEWSなどのライブは、この番組ならではの楽しい演出で、今回も充実した内容。

ただ、B'zやMr.Childrenなどバンド系の出演が少なかったのが残念。桑田佳祐がトリというのも、ちょっと寂しい気がした。


星:★★

日本テレビ音楽祭といわれていたものが、2001年からこのような番組の形態になった。街頭でのアンケートなど、人気度のデータを紹介するのはこの手の音楽祭としてはユニークな点であるが、データそのものに興味深いものはなく、ただ単に紹介しているという添え物感が強い。

今回からお笑いタレントの出演がなくなったのは歓迎すべきことだが、メイン司会に起用されたのが嵐の櫻井。「NEWS ZERO」の絡みで彼を起用した経緯は分かるが、こちらもやはり頼みはジャニーズ。それもSMAPではなく嵐。FNS歌謡祭とは差別化しているものの、やはりジャニーズ色が強まった感は否めない。

ジャニーズ以外の面で特色を出していかなければ、今後は先細りになっていくだろう。

 

星:★

2009FNS歌謡祭 <フジテレビ> 12/2

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ここ数年は、その年のヒット曲の総集編というよりは、過去の映像を大きく全面に打ち出した構成になっているが、今回は稲垣潤一や岩崎宏美、欧陽菲菲、森高千里などが出演し、さらに回顧色が強くなっている。

確かに、岩崎宏美と一青窈のデュエットなど興味深い趣向もあったが、やはり昔の楽曲に頼りぎる感がある。また、司会の草彅剛をはじめとしてジャニーズのタレントも数多く出演しており、全体の印象としてはジャニーズ+懐メロといった感じだ。


幅広い層を取り込むにはこの手法は良いかもしれないが、TVにあまり出演しないアーティストを呼ぶなど、もっと番組が活性化する努力をしてほしいものだ。

 

星:★


 TBSの番宣には壁壁としていたが、やはり期待は大きく膨らむ。単に亀田のリベンジというよりは、どっちが強いのかというそれ1点の興味であるが。

 スポーツ番組の批評というのは難しい。番組の構成・演出などを批評することはもちろんできるが、たとえそれが稚拙でも試合の内容が感動的なものだったら、その番組は優秀なものになるし、その逆のパターンもある。感動という面では、今年のWBC連覇はその典型であるが。

 7時58分の放送開始だが、やはり前振りが長い。ゲスト解説の赤井英和は、気が昂ぶっていたのか、飲んでいたのか分からないが、顔が紅潮しろれつが回らない。予想はしていたものの、試合開始が待ち遠しい。

 試合のほうは素人の私も十分に興奮できる素晴らしいものだった。戦前の予想通り、亀田は距離を取ってカウンター狙い、それを内藤が追う展開。見応え十分だ。

 亀田の左ストレートは強さは感じられないものの、確実に内藤の額をヒットしていく。そして、内容の顔は鼻を中心にどんどん腫れ上がっていく。素人の私でも、途中でどちらが勝者なのかは分かった。

 しかし、亀田というのは大人になった。もともとこのような冷静さは持っていたのだろうが、過剰なショーアップばかり注目されて、そちらのほうに目がいかなかったせいもあるが。

 解説の鬼塚は亀田贔屓という感じは若干したが、的確に両者の良さを解説していた。ただし、亀田のことを「クレバー」と評していたが、終始亀田のスタイルが変わらなかっただけで、むしろ「沈着」「冷静」といったほうが正しい。

 試合の中継は良かった。実況の土井敏之アナは、的を射たような実況と適度な盛り上げで、なかなかいい仕事をした。

 ただし、最後は放送時間が足りず、亀田の勝利の声もしっかりと聞くことができなかったが。あと、最後のインターバル(11R後)だけは、CMは入れてほしくなかった。試合の一番の盛り上がりの部分、その熱気が中断されてしまったからだ。


 しかし、こんなに興奮し、感動したボクシングの試合は久々だ。両者に拍手を送りたい。視聴率43.1%。私同様に、多くの人が感動したはずだ。

 

 星のほうは、その感動度から4つ星だが、TBSの中継がマイナス1。


星:★★★

お茶の水ハカセ <TBS> 11/17・第1回

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 かなり手厚い番宣を行っており、TBSが力を入れていることが分かる新情報バラエティ番組だ。

 大きくフィーチャーした蟻のパートは、衝撃的な映像もあってなかなか興味深かったが、毒なしフグのパートのほうはおまけに付けたという感じ。確かに1つのネタでは飽きてしまうかもしれないが、むしろ1つを集中的にやったほうがより深く掘り下げられるし、インパクトがあると思う。

 問題なのは出演した"ハカセ"の面々。まずは人数が多すぎる。画面に登場するだけで、コメントがない人が多い。さらに芸人ばかりでコメントに真実味がない。ジャニーズを起用したのも明らかに人気狙いで、番組に出演しているだけ借りてきた猫の状態だ。

 初回の視聴率が7.2%というのもうなづける。


星:★

 


 新しいスポーツ情報番組ということで、ちょっと期待して見た。

 日曜日のスポーツ番組といえばNHKの「サンデースポーツ」が定番だが、確かにプロ野球のオフシーズンのこの時期は昼間に競技を行うものばかりで、その結果を映像で早く見られるはうれしい。それに日曜日の19時というのは、他に見たい番組もないし。

 番組は競技の結果だけでなく、ゲストの生出演や古田敦也の深い解説があったりといろいろと工夫されている。

 今回のゲストは生番組初出演の斎藤佑樹。アマの野球選手らしく、同級生の投手と一緒の出演だったが、このあたりはアマの壁だったのかな? それはともかく、久々に斎藤投手の発言が見られたのは良かった。

 初回ということで、まだ進行がぎこちないところがあり、また全体的に華やかさもなく番組としてはまだまだという感じだが、一番の問題は毎週放送されないという点。

 確かにこの時間帯は特番でつぶされることが多いが、本腰を入れてこの番組を作る気があるのなら、放送の時間帯は再考する必要がある。


星:★★ 

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